

学科概要
理学療法学科
【仕事とその魅力】「理学療法士」って何?
医学的リハビリテーションにおいて理学療法を受け持つのが理学療法士です。世界理学療法連盟(World Confederation for PhysicalTherapy,WCPT;1982年)は『理学療法は、治療的運動(運動療法)、指導、熱、冷、光、水、マッサージ、電気などを使う身体的治療の科学及び技術である。治療の目的には疼痛からの解放、循環の増進、障害の防止と矯正、筋力・可動性・協応性などを最大限に回復することなどがある。理学療法には、神経損傷の程度、筋力を測定するための電気的および徒手的テスト、各種機能測定テスト、関節可動域測定、肺活量測定などを医師の診断の補助として、また回復度を記録するために行うことも含まれている。』と定義しています。
【どんな学科?】理学療法学科の特長
- [1]高度な知識と技術を身につける経験豊富な専任教員が基礎から応用まで、きめ細かい指導を行います。医学部の教授を含め外部の講師陣に各界の学識経験者を招き、高度な専門知識を講義します。また、近年の理学療法の専門性の深まりに対応した最新のトピックスを含めた講義を行います。
- [2]人間性も高める教育『Cool h ead a nd w arm h eart』 冷静沈着な判断と、何とかしてあげたいという熱い思い。この一見相反する物事の捉え方は目の前の患者様が自分の家族だったらと考えることで統合されます。患者様のことを第一に考え、患者様のために最善を尽くす理学療法士の養成を目指します。
- [3]豊富な学習による実践型教育理学療法評価に用いる検査や治療技術の習得を実習形式の授業で行います。運動学などの基礎医学系科目の実習授業では科目担当教員以外に、実習項目ごとにサポートする教員を配置しています。また、1年次から行われる臨床実習を通して卒業後即戦力となる理学療法士を養成します。
学習内容
理学療法学科
【3年間の学び】理学療法のプロフェッショナルを目指して
主な学び - 1年次に知識の根幹となる科目を履修します。医学の基礎は解剖学・生理学・運動学・病理学です。理学療法については概論から基本的な検査と治療の進め方まで学習します。基礎的なもの
生物学
解剖学I・II・III
生理学講義
運動学講義
リハビリテーション倫理学専門性の高いもの基礎理学療法学I
理学療法評価学I講義
運動療法学I講義
物理療法学I講義実習授業体育学実習
基礎理学療法学III
見学実習(5日×2回) - 内科学や整形外科学などで疾患について学びます。理学療法は疾患や症状に対応できる知識や技術を学びます。評価実習では指導を受けながら実際に検査し治療法を検討します。専門性の高いもの
内科学
整形外科学
神経内科学
リハビリテーション医学
理学療法評価学II講義
運動療法学II講義
物理療法学II講義
障害対応生活技術論I講義
義肢装具学II講義
疾患別理学療法学II講義
地域理学療法学I実習授業生理学実習
運動学実習
理学療法評価学III実習
運動療法学III実習
評価実習(15日×2回) - 1年の大半を臨床実習に費やします。実習では指導者の指示を受けながら治療行為を実施します。実習以外の科目では最新の理学療法を学習し、卒業後の即戦力を目指します。専門性の高いもの
理学療法教育管理論
理学療法研究法
総合理学療法学
疾患別理学療法学・運動器
疾患別理学療法学・呼吸器
疾患別理学療法学・循環器
疾患別理学療法学・小児期
疾患別理学療法学・老年期
地域理学療法学Ⅱ実習授業総合臨床実習(40日×2回)
注目の授業Pick up
- 運動療法学I講義運動療法学I講義では解剖学・生理学・運動学に基づいた基本的な運動療法を学びます。2年次以降に学習するより専門的な運動療法学は様々な疾患・症状の治療に応用するものであるため、ここで学ぶ運動療法の知識・実技は2年次以降の学習の土台となるものです。
- 理学療法評価学III実習評価は治療方針を決定する上で非常に重要です。正しい評価ができるよう、正確な検査を実施するための知識・技術について実技を交えて学習を進めていきます。理学療法評価学Ⅲ実習では呼吸器疾患についての検査と評価を学びます。
- 疾患別理学療法学・小児期臨床の最前線で活躍している理学療法士を外部講師として招き、臨床において即戦力となる知識と技術を学びます。疾患別理学療法学・小児期講義では発達障がいや小児疾患に対する理学療法について最新の治療技術を講義します。
カリキュラム
理学療法学科
1週間の講義スケジュール(例:2年次 後期)

理学療法学科 年間スケジュール(カリキュラムマップ)

単位構成


臨床実習

ノーマピックスポーツ大会ボランティア
ノーマピックスポーツ大会とは障がい者の体力の維持増強を図るとともに、自立と社会参加の増進に寄与することを目的としたスポーツ大会です。徳島医療福祉専門学校の学生は毎年ボランティアとして参加しています。競技補助・受付・誘導などを通して、選手とのコミュニケーション、パラスポーツへの理解を深めます。教員紹介
理学療法学科
理学療法士を志すあなたに。
- 教育指導課 課長 学科長仁木 半人との出会いを楽しむ仕事をしませんか?たくさんの人との出会いがあり、人間関係の難しさとそれ以上の楽しさを実感しています。そんな仕事をしてみませんか? 理学療法学科の母親的な存在としてサポートします。
- 教育指導課 係長 学科長補佐松田 寛子学んだ知識を活かす場面は無限にあります小学生から続けているバレーボール。自然とスポーツ障がいの理学療法はライフワークになりました。健康志向が高まる中、知識を活かす場面は無限です。 一緒に学習してみませんか!!
- 教育指導課 主任村上 和広「理学療法士になりたい 人」を応援します頭で理解する、体で理解する、心で理解する、そのバランスが大事です。自分も、周りの人も笑顔になれるセラピストを目指しましょう。「理学療法士になりたい人」を応援します。
- 教育指導課 主任向島 充人の役に立てる、やりがいのある仕事です人の役に立つ仕事がしたくて理学療法士を目指しました。人のために働くことはとても難しい、でも難しいからこそ、やりがいを感じます。一緒に理学療法士を目指しませんか ?
- 教育指導課 主任芳野 一也患者様の笑顔を見るために頑張りましょう!患者様の笑顔を間近で見ることができる。そんな時にこの仕事を選んでよかったと心から思えます。患者様を笑顔にできる理学療法士になるために一緒に勉強しましょう。
- 教育指導課 主任出口 純次理学療法士をめざし一緒に頑張りましょう理学療法士はヒトの人生に関わるという責任感をもち、患者様のことを深く考え背景まで見通す必要性があります。目標に向かい一緒に頑張り達成できた達成感は何事にも代え難いものです。
メッセージ
理学療法学科
卒業生からのメッセージ
- 卒業生 山川 莉果 さん 医療法人 加藤会 小松島金磯病院勤務
理学療法学科 2019年3月卒業 | 徳島県立富岡西高等学校出身技術だけでなく、医療人としての心構えも教えていただきました。徳島医療福祉専門学校では、勉学はもちろんですが社会人としての心得や医療人としての立ち居振る舞いを学ぶことができました。治療を行う際には患者様との信頼関係がとても大切です。在学中に先生方から受けた「患者様とどのように接するか」という指導が今とても活かされています。
学校には同じ夢を目指す仲間がたくさんいるので、すごく励みになりました。また先生との距離も近く、先輩後輩も仲がいいです。勉強のことやそれ以外の相談にも乗ってもらえ、充実した学生生活が過ごせますよ!仕事内容担当医師や他職種と密に連携し自宅での充実した生活を目指した理学療法を提供しています。機能面だけでなく、生活の場を実際に見学させてもらったり、環境設定等を行うことにより生活面でのサポートも実施。患者様だけでなく、関わる人との信頼関係を大切に頑張っています。
在校生からのメッセージ
- 在校生 山本 菜々穗 さん
徳島県立阿波高等学校出身 | 理学療法学科オープンキャンパスに参加して
入学を決めました。私はオープンキャンパスへの参加をきっかけに入学を決めました。
オープンキャンパスに参加した際に、先輩方や先生方が優しく、フレンドリーに接していただいたことが入学の決め手になりました。体験授業では先生方が楽しく分かりやすく教えてくださり、交流会では先輩方が笑顔でお話ししてくださったことがとても印象に残っています。この学校なら心身共に成長し、夢に向かって頑張れるだろうと強く思いこの学校を選びました。
将来は患者様のリハビリに対する不安を減らせたり、不安を取り除けるような理学療法士になりたいと思っています。リハビリが楽しいとか、この人が担当で良かったと思ってもらえるような理学療法士をめざしています。高校生のみなさんへ最初は戸惑い、不安になることも多いと思います。でも大丈夫です!先生方や先輩方との距離が近く、分からないことがあれば気軽に質問できます。そして同じ目標に向かう仲間もたくさんいます。
ぜひこの徳島医療福祉専門学校で共に学び、理想の理学療法士になるために一緒に勉強しませんか?みなさんにお会いできる日を楽しみにしています!同じ目標に向かって頑張ります!
実習は大変ですが楽しいです。