理学療法学科 教諭 出口純次 【教員インタビュー】

今回は、本校の教員を紹介する【教員インタビュー】です。

 

本日紹介するのは理学療法学科1年生の副担任である出口純次先生

 

 

 

経歴

徳島医療福祉専門学校 理学療法学科 卒業(H25年3月)

医療法人ひまわり会 中洲八木病院 就職(H25年4月~R2年8月) 

 ※徳島大学院総合科学教育部修士取得(H31年3月)

徳島医療福祉専門学校 理学療法学科 就職(R2年9月~)   

 ※徳島大学院総合科学教育部博士課程履修中

 

 

 

 

・受け持っている授業について教えてください                                            

前期には、「保健医療福祉論」、「理学療法評価学Ⅱ」、「障害対応生活技術論Ⅰ」

後期は「義肢装具学Ⅰ」、「運動療法学Ⅲ」、「疾患別理学療法学総論」

 

医療・介護保険、対象者に対して行う身体機能・日常生活動作などの評価方法、疾患ごとの適切な装具療法、また神経難病の病態やアプローチ方法について指導しています。

 

 

・理学療法士を目指した理由は?                                         

私の高校時代、『就職氷河期』という言葉をよく聞いていたので、就職には不安がありました。しかし当時は、大学に進んでまで勉学に力を入れたい!という気持ちも湧いてこなかったんです。

 そんな時、将来のことを考えている中で、国家資格である理学療法士の資格に興味を持ちました。高齢社会の中では、今後間違いなく必要とされる存在になってくるのではないかと思ったからです。

 また、これまで学んだことのない「医療」という新たな分野を、1から勉強してみるのも、自分を奮い立たせるいいきっかけになったんだと思います。

 そのような経緯で理学療法士となっていますが、おかげさまで現在では、興味の幅も広がり、学会発表大学院で積極的に理学療法について学んでいます。

 

 

▲オープンキャンパスで参加者に筋肉についてレクチャー

 

 

 

医療(中洲八木病院)の経験が教育の現場で活かされていることは何かありますか?                                                    

 患者さんのリハビリテーションなどを通して、良かった経験悪かった経験を学生に伝えることができています。特に「あの時こうすれば、もっと良かったかもしれない。」っという改善点があった体験や感じたことを、まず学生に伝えるようにしています。

「私は先生だから・・・」といってカッコつけないで、ありのままの私(先輩)の経験を伝えて、学生(後輩)のこれからの参考になればと思っています。

 

▲学生とおふざけする一場面も(^^♪

 

 

あと、やはりリハビリテーションとしての適格な施術が、患者さんに受け入れられない場合もありました。そういった考え方や思いのギャップを、しっかり話し合うことで埋めていき、患者さんにとっての最適解を見つけていくことが理学療法士として大事です。なので、やっぱりコミュニケーションが大切であることは、常々伝えるようにしています。

 

 

▲「自慢話をしても学生の心には何も残りませんもんね。」by出口先生

 

 

 

 

・今年度の目標 はありますか?                                       

教員としては2年目です。明るく目立つ生徒ばかりに目が行きがちですが、(昔の私のような)目立たない生徒にも寄り添えるよう、生徒一人ひとりにしっかりと目を向けていきたいと思っています。「一隅を照らす」ことを忘れないよう心がけています。

そう思えるのも、ひとえに、私が学生時代にご指導いただいた本校の先生方の姿があったからかと思います!!(ごますり  ψ(.. ))

 

 

 

 

 

 

・休日にはどんなことをして過ごしていますか?                                     

 2歳になる愛妻にそっくりな息子がいるので、一緒に遊んでいます。

でも、絶賛イヤイヤ期です(;^_^A

息子ともしっかりとコミュニケーションをとっていきます(笑)

 

▲一児のパパです。

 

 

 

 

・就職した後、初任給は何に使いましたか?

私の大好きな母が気に入っているイタリアンに一緒に行って、両親にコース料理をごちそうしました! 

 

・、、、本当ですか?(笑)

本当です!! 我ながらいい親孝行だと思っています(笑)

 

▲親孝行ドヤっ!

 

 

・最後に医療系の進路をめざす皆さんへ一言お願いします。

理学療法士は、人の人生を左右する仕事です。その自覚責任を持って行えば、やりがい、達成感はおのずとついてきます。一緒に一人でも多くの人を笑顔にしましょう!